日中水墨協会は、20年以上にわたり、日本と中国の水墨画・書道芸術をはじめ、さまざまな芸術作品を世界に広めることを目的に、展示会・講座・教室などを通じて文化交流の促進に尽力してきました。
本展では、水墨画・書・油彩画・デジタルアートなど、多彩な作品を展示します。『柳咏絮藝術展』、『叶霖藝術展』および画家・何文による『次第花咲く――二十四節気・花言葉』藝術展も同時開催。
会期中には関連イベントも多数予定されています。
12:30 太極拳実演:金燦と仲間たち
金燦略歴:北京体育大学卒業後、30年前に来日。幼いころから父・金振坤(武当派道教の後継者)のもとで修業を積む。来日後は、道家混元養生気功と太極拳を教えながら、在日武術家として活躍。太極禅道坊を主宰。
12:50 中国古典舞踊
瞿春梅略歴:四川省瀘州市出身。6歳よりダンスを始め、文芸団に所属し、さまざまな舞台で活躍。2010年に留学のため来日し、学業と並行して舞台活動を継続。2021年1月から2022年12月まで「華の舞」の講師を務め、2023年1月に「楽心中国ダンス同行会」を設立。現在は学生たちとともに、国内外の舞台で活躍を続けている。
14:30 サンドアート実演:蔡暁華
蔡暁華略歴:2007年、愛知県立芸術大学大学院グラフィックデザイン専攻修了。2015年よりサンドアートの研究を開始。2016年からは、日本における史上初の中国人サンドアーティストとして、中国と日本の多様な文化・芸術交流イベントで活躍している。
15:00 中国絵画入門講座:満柏
満柏略歴:1988年来日。日中水墨協会会長。東京外国語大学、東京工芸大学、文教大学非常勤講師。横浜市・林光寺の天井画108枚を制作。全日中展準大賞受賞。水墨画にとどまらず、漫画、デザイン、現代アート、写真、美学研究にも取り組む。毎年「国際水墨藝術展」と併催の「国際藝術家展」の運営に携わる。
柳咏絮略歴:1937年、江西省玉山生まれ。元大学教授。中国美術家協会会員。1955年より国内外の美術展に参加し、受賞多数。教育番組への出演歴があり、著書も多数。蘭や竹を題材とした水墨画を得意とする。作品は父・柳子谷の画風を継承しつつ、伝統的な筆墨構造を個性的に展開し、女性的な精緻さと優雅さを備える。『20世紀中国絵画史』にも特筆されている。
叶霖略歴:日中水墨協会副会長兼事務局長、日本華人美術家協会理事。画家、絵本作家、デザイナー。中国魯迅美術大学卒業、日本大手企業の企画デザイナーを経て、長年の芸術活動をベースに研鑽を重ね、多分野で活躍。絵画作品は日本企業や寺院、コレクターに収蔵されるほか、絵画展を多数開催。「中国優秀藝術家展」金賞、「東京国際美術展」優秀賞受賞。
何文略歴:中国美術家協会会員。中国女流画家協会理事兼副秘書長、中国工筆画学会会員。文化・観光部芸術発展センター中国画創作研究院特聘画家。作品は中国全国展にたびたび入選し、受賞歴を持つ。青年文芸人材として各種育成プロジェクトに選出。作品はシンガポール、日本、韓国、イタリア、フランス、ベルギー、オランダなどで展示・収蔵され、高い評価を得ている。